内視鏡検査の前日の食事の注意点
IMPORTANT POINT当院で外来を受診された方へは食事の説明をさせて頂いていますが、
検査当日初診の方や説明を忘れてしまった方へ前日の食事の注意点を解説します。
胃カメラ
検査前日
胃カメラに関しては特別な注意点はありませんが、夕食は夜22時までに終了して頂き、以後は水分のみ摂取となります。
可能であれば前日の夕食は肉や魚などのたんぱく質を中心とした食事をとって頂きパスタやうどんなどの麺類は極力控えて頂ければと思います。
(一般的には肉は消化が悪いと思われていますが、肉や魚は30分で消化されます。半面、麺類は5時間以上かかると言われています。)
固形物摂取が出来ない時間帯になっても水分は積極的に摂取してください。これは検査前の脱水予防と食物の胃からの排出を促す意味でお願いしています。
検査当日
検査当日は絶食になりますが、脱水にならないように透明の水分(水、お茶)などは喉が渇かない程度に摂取してください。(あまりに大量に飲むと検査中の嘔吐によりトラブルになるので目安はペットボトル1本以内になります)
※検査当日に間違えて食事をしてしまった方はクリニックにてご連絡ください。
例)朝、家族のお弁当を作っている最中にうっかり味見をしてしまった。
ついコーヒーを飲んでしまったなど
ご連絡いただければその日に検査可能かどうか当院で判断させて頂きます。
連絡先:048-822-7140
日頃から内服している薬について
当院は2017年に改訂された内視鏡ガイドラインに沿って薬の服薬の中止か継続を指導させていただいています。当日の朝に服薬される場合は検査の2時間前か起床時に服薬してください。
※継続が必要な薬
〇血液サラサラ系の薬に関して
こちらは休薬するリスク(心筋梗塞、脳梗塞、不整脈など)が重大なため休薬しないで受診されてください。
以前は休薬しないと組織検査(生検)が出来ないという事がありましたが、現在は休薬しなくても組織検査が出来るようになっています。
※中止が必要な薬
〇糖尿病薬
検査前は朝食を摂取しない為、糖尿病の薬を服用すると低血糖のリスクが生じます。
短期的に考えると高血糖よりも低血糖の方が生命にかかわる問題になる事が多いため当日朝の糖尿病の薬や速効性のインスリンは中止して来院ください。
〇コレステロール、胃薬など緊急性がない薬に関して
こちらは薬が残って胃カメラの観察が不良になるケースもあるので朝の服薬は中止してください。検査後に服用となります。
大腸カメラ
大腸検査に関しては野菜などが大腸内に残っていると観察不良になるばかりかスコープの吸引口に詰まってしまうと検査が続行不能となる場合もあるので食事内容には胃カメラ以上に注意が必要となります。
これは実際の内視鏡画像ですがこのように野菜が残っていると細かい病変の観察が難しくなることがお分かりいただけると思います。
検査の前準備
検査前日夜
【20時】 ここまでに夕食は済ませてください
【21時】 処方された下剤を服用します(ピロスルファートナトリウム内服液)
※便秘または、下痢の場合は別途指示がありますので決められた量を服用して下さい。
コップ一杯のお水に水薬の一本の半分約5CC(計量スプーン小さじ1杯)を混ぜて飲みます。普段便秘の方はそのまま1本飲みます。
【朝】 朝までに排便がない場合は残りの下剤を服用します
その後腸管洗浄剤 1,8Lを服用します。
〇食事内容の注意点
検査前日に食べてよいもの いけないもの
前日に食べてよいもの | 白米・おかゆ パン(雑穀の入っていないプレーンの物) 卵、豆腐(薬味なし) 肉、加工食品(ハム、ベーコン、ウインナー)、魚 味噌汁・スープ(野菜や海藻類などの具はなし) 透明な飴、プリン ヨーグルト ゼリー(フルーツが入っていない物) お茶 水 コーヒー紅茶 牛乳 |
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前日に食べてはいけないもの | 野菜類全般 トウモロコシ 果物 ジャム マーマレイド 豆類(枝豆、納豆 あんこ等) キノコ類 こんにゃく 海藻類(特に注意) ゴマ(特に注意) 玄米 雑穀米 シリアル ナッツ ふりかけ |
〇検査前日の食事例
当院では前日に召し上がる検査食(1,680円)も用意しています。食事の事で神経を使いたくない方はこちらがお勧めですが、自分で食事を用意する場合の具体例も提示します。
【具体例】
〇仕事や出張で忙しいためファストフード店やコンビニで手に入る食材での検査対応例
朝:
おにぎり(海苔は不可、具についてはシーチキン、明太子は可)、パン、サンドイッチ(ハムベーコン、タマゴ、ツナサンドは可)
昼、夜:
お弁当 定食(野菜や海藻類、キノコ抜き 肉、魚は可)
うどん、そば(具はネギやキノコは不可)
間食:
ヨーグルト、プリン、ゼリー、チーズなど
※この食事例はあくまでも検査用の食事になります。栄養素が極端に糖質に偏っている為、長期的に継続することはお勧めしません。
〇栄養面も担保しながら万全に検査に備えたい方
当院では食事指導の内容を糖質制限食をベースとしているため、前日の食事もたんぱく質中心の食事内容を推奨します。ダイエットをされている方にもおすすめのメニューになります。
朝:
目玉焼き、スクランブルエッグ、ゆで卵
ハム、ソーセージ スープ(野菜、海藻類抜き)
ヨーグルト 豆乳
昼、夜:
豚、チキンソテー、焼き魚 刺身 冷ややっこ(具なし)かまぼこ
間食:
ヨーグルト、プリン、ゼリー、チーズなど
日頃内服している薬について
当院は2017年に改訂された内視鏡ガイドラインに沿って薬の服薬の中止や継続を指導させていただいています。当日の朝に服薬される場合は検査の2時間前か起床時に服薬してください。
※大腸ポリープをとる予定がない大腸検査の場合
継続が必要な薬
〇血液サラサラ系の薬に関して
こちらは休薬するリスク(心筋梗塞、脳梗塞、不整脈など)が重大なため休薬しないで受診されてください。
以前は休薬しないと組織検査(生検)が出来ないという事がありましたが、現在は休薬しなくても組織検査が出来るようになっています。
中止が必要な薬
〇糖尿病薬
検査前は朝食を摂取しない為、糖尿病の薬を服用すると低血糖のリスクが生じます。
高血糖よりも低血糖の方が生命にかかわる問題になる事が多いため当日朝の糖尿病の薬や速効性のインスリンは中止して来院ください
〇コレステロール、胃薬など緊急性がない薬に関して
こちらは薬が残って内視鏡観察が不良になるケースもあるので朝の服薬は中止してください。検査後に服用となります。
※大腸ポリープを取る予定、もしくはその場で確認できたら切除希望の場合
こちらに関してはケースにより休薬が必要である場合と無い場合がありますのでその場の判断になります。
ご不明の方はクリニックにご連絡ください
当院の場合はほとんどの方がこのケースになります。
連絡先:048-822-7140
こちら
0120-15-7140
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【診療時間】平日:9時~18時(休憩13時~15時)
土曜:9時~16時(休憩13時~14時)※休診:水・日・祝
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※休診:水・日・祝