院長ブログ
BLOG大腸内視鏡検査は受けないと損。
2023年08月29日大腸がん大腸ポリープ大腸内視鏡検査
当院の外来でも「検診で便潜血陽性という結果が出ましたが特に症状無いです・・それでも検査受けた方が良いですか?」とういう質問は多くあります。
結論から言うと大腸の内視鏡検査は受けなければ損になるというのが私の答えです。受けた方が良いではなく、受けなければ損になるというのが現実なのです。
大腸がんは内視鏡検査を受ける事により予防が出来るがんなので検査を受けないと損なのです。
但しこれには年齢制限もあり、40歳代、50歳代の方限定にはなります。
80歳過ぎた方が大腸検査を受ける事は逆に損です。(下血などの症状があるときは別)
これからは胃がんの時代ではなく大腸がんの時代です。
男性の罹患率の高いがんの1位は大腸がんで、女性の死因の1位も大腸がんです。
この現実を考えれば、胃カメラを受けている暇があったら、40歳代、50歳代のうちに一度は大腸内視鏡検査を受けた方がより多くの人が助かります。
ただ、大腸内視鏡検査は医師により技術の差が大きい検査でもあるので、検査を受けるのなら技術が高い施設で検査を受ける事をお勧めします。
この記事を書いた人
福島 正嗣理事長
福島 正嗣理事長
聖マリアンナ医科大学卒業。東京女子医大消化器病センター、東京都保険医療公社多摩南部地域病院など多くの病院・内視鏡専門クリニックで消化管外科、消化器内視鏡検査、内視鏡検査、内視鏡手術を担当。港北ハートクリニック内視鏡センター内視鏡センター長として勤務後、2017年みらい胃大腸内視鏡クリニック開院。
2020年医療法人社団正令会理事長に就任。