院長ブログ
BLOG食費を削るのは最悪の行為です!
2023年04月25日糖質制限
最近の物価高により食費を切り詰めている方も多いと思います。
それと同時にこんな記事もありました。https://dot.asahi.com/dot/2023041900062.html
日本人のタンパク質摂取量が戦後の貧しい時代と同等となっている様です。
食費を切り詰める方法としては原価が安いご飯やパンを多くして原価が高いタンパク質や良質な脂質を減らす事は一見有効な手段にみえますが、体にとっては最悪の手段です。
私の考えではごはんやパンは単なる嗜好品でお菓子と大差ありません。お菓子が体に悪いと思うのならご飯だってパンだって体には悪いです。
もちろん何を食べるかはその人次第なので、文句はありませんが栄養不足で体力は削られることは間違いありません。仕事や子育てが結果が出せるかどうかは才能があるなしではなく、最後は体力になります。体力があれば才能の有無にかかわらず成功します。これは私が54年間生きてきた経験です。
その体力を作るのは食です。運動だけでは不十分です。
なので若い方が収入が少ないからと言って安価なものでお腹を満たしている行為は極力控えるべきだと思います。お金をかけなくても卵(最近は高騰していますが)やお魚の缶詰など体力をつけられる食べ物は無限にあります。
食費を削るために炭水化物を中心に食事をすることは最終的には本人に病気という形で返ってきます。そうなれば不要な医療費がかかりさらにお金がかかります。特に若い方はタンパク質を減らすような行為は慎んでください。
この記事を書いた人
福島 正嗣理事長
福島 正嗣理事長
聖マリアンナ医科大学卒業。東京女子医大消化器病センター、東京都保険医療公社多摩南部地域病院など多くの病院・内視鏡専門クリニックで消化管外科、消化器内視鏡検査、内視鏡検査、内視鏡手術を担当。港北ハートクリニック内視鏡センター内視鏡センター長として勤務後、2017年みらい胃大腸内視鏡クリニック開院。
2020年医療法人社団正令会理事長に就任。