院長ブログ
BLOG高齢者の大腸検査はいざというときに入院できる施設での検査をお勧めします。
2023年01月12日医療安全対策大腸内視鏡検査
当院では80歳を超える御高齢者の大腸内視鏡検査は基本的に入院できる施設での検査をお勧めしています。
特に80歳まで一度も大腸検査を受けなかったが、便が細いなどの症状があったり便潜血陽性になってしまい検査を希望される場合は進行大腸がんになっている場合も多く、下剤を服用した場合、腸閉塞になって緊急入院になってしまうリスクが高いからです。
このように高齢者の大腸検査はリスクが高い場合も多いので、検査を希望されても当院ではお受けできない場合もあります。
またご本人が希望されてないのに家族が心配だからと言う理由でご本人に許可無く勝手に検査の予約を入れてしまうと言うケースも目立ちます。内視鏡はリスクが伴う検査のため、ご本人の承諾は絶対必要です。必ず家族内で相談してから検査予約を入れるようにしてください。
内視鏡検査は採血や胸のレントゲン検査のように気軽に受けるものではありませんので何卒ご理解のほどお願いいたします。
この記事を書いた人
福島 正嗣理事長
福島 正嗣理事長
聖マリアンナ医科大学卒業。東京女子医大消化器病センター、東京都保険医療公社多摩南部地域病院など多くの病院・内視鏡専門クリニックで消化管外科、消化器内視鏡検査、内視鏡検査、内視鏡手術を担当。港北ハートクリニック内視鏡センター内視鏡センター長として勤務後、2017年みらい胃大腸内視鏡クリニック開院。
2020年医療法人社団正令会理事長に就任。