院長ブログ
BLOG日本人の魂は米ではない。
2022年08月18日医療全般糖質制限
当院では食事における栄養バランスは低炭水化物、高(中)蛋白、高脂質を人間におけるベストなバランスと考えています。
こう言うと「日本人の魂やDNAは米で出来ているのだから米さえ食っておけば問題なし」と主張される方も多いのは現状です。
ただ、人類の歴史は700万年と言われており、農業が始まったのは長くても1万年前なので699万年は米は食べていないので日本人のDNAは米で出来ているという理屈は難しいとは思います。おそらくその意見は江戸時代の考え方だと思います。
ちなみに江戸時代は肉食を忌避していたので栄養状態はすこぶる悪く平均身長も縄文時代や鎌倉時代より更に低かったようです。https://president.jp/articles/-/25206?page=1
平均身長が低い食事が日本人にとってベストバランスの訳がないですし、米食では平均身長は伸びないことも歴史から見ると証明されています。
日本人は欧米化をうけて平均身長も高くなっています。最近の若い人の体型をみても欧米人に近づいており米中心の食事が如何にバランスが悪かったのかが如実に分かります。(ちなみに最近の若者の米消費量はかなり低下しています。)
お米が美味しいのは分かりますが、あくまでも美味しいだけで単なるデンプンでしかなく(玄米でもさほど変わらず)栄養価値は低いと言わざるを得ません。米は主食ではなくデザートとして考えた方が栄養面でも良いようです。
この記事を書いた人
福島 正嗣理事長
福島 正嗣理事長
聖マリアンナ医科大学卒業。東京女子医大消化器病センター、東京都保険医療公社多摩南部地域病院など多くの病院・内視鏡専門クリニックで消化管外科、消化器内視鏡検査、内視鏡検査、内視鏡手術を担当。港北ハートクリニック内視鏡センター内視鏡センター長として勤務後、2017年みらい胃大腸内視鏡クリニック開院。
2020年医療法人社団正令会理事長に就任。