院長ブログ
BLOG会社検診の胃カメラや胃のバリウム検査が辛いという方へ
2022年08月16日医療全般検診胃内視鏡検査
会社勤務されている方で当院の外来で相談される内容で多いものは「会社は毎年胃の検査を受けろと言うけど、検診で受ける胃カメラは辛くて・・」と言うものです。
検診については私も重要だと認識していますが、会社検診で行う胃カメラは例え鼻からの内視鏡検査であれ辛いというのが一般的な常識だと思います。それは検診で行う内視鏡検査は検査を受ける方にとって辛くなく行える環境を用意されていないと言うことが最大の問題なのです。それは内視鏡室の設備であったり、検査医の技量の低さなど様々な要因があるからです。そのため私自身は会社検診で胃カメラを受けることをお勧めしません。
しかし、検診を受けないと健康管理に消極的な印象を持たれたり、会社から強く検査を受ける事を進められている方は血液検査や胸部レントゲンだけ会社検診で受けて、胃カメラだけはさいたま市の胃がん検診で受けることをお勧めします。(会社検診で胃カメラだけ断ることは検査を受ける方の権利なので断っても何ら問題はありません。ただし、法定検診である血液検査や胸のレントゲンは義務になりますので断ることは出来ません。)
さいたま市の胃がん検診は40歳以上の市民であれば1000円で受けることが可能で、鎮静剤(いわゆる麻酔)を使いながら辛くなく検査を受けることが可能となっています。しかも検査結果がさいたま市から発行されるため正式に検査を受けた証明にもなり、これを会社に提出することも出来ます。
さいたま市民ならこの制度を利用しないのは勿体ないと思います。
当院で胃がん検診を受けて胃カメラの概念が変わったという方も多いですので、この機会に楽で制度が高い胃がん検診を受けてみることは如何でしょうか?
詳しく知りたい方は当院にご連絡頂ければ幸いです。
この記事を書いた人
福島 正嗣理事長
福島 正嗣理事長
聖マリアンナ医科大学卒業。東京女子医大消化器病センター、東京都保険医療公社多摩南部地域病院など多くの病院・内視鏡専門クリニックで消化管外科、消化器内視鏡検査、内視鏡検査、内視鏡手術を担当。港北ハートクリニック内視鏡センター内視鏡センター長として勤務後、2017年みらい胃大腸内視鏡クリニック開院。
2020年医療法人社団正令会理事長に就任。