院長ブログ
BLOG当院の目指すものは
2022年04月13日医療全般医療安全対策最新の内視鏡検査
前回のブログで当院がコロナ禍にも関わらず過去最高の内視鏡検査数を行うことが出来たことは近隣の診療所の紹介やスタッフの努力のたまものと思っています。
これは本当に誇らしいことではありますが、最終的に当院の目指している目標は別のところにあります。
それは最終的に内視鏡が不要となる社会を作る事です。
え?と思われる方も多いと思います。当然、当クリニックは高度の内視鏡技術や高度の安全対策を患者さんに提供出来るように設立されたクリニックです。
もちろん現時点では内視鏡検査は必要であり多くの人の命を救っている自負もありますが、医療がもっと高度に発達することにより胃がんや大腸がんになる人が別の検査で判定できるようになり当院が社会的に不要となる事を夢見ています。なぜなら事業というものにはいずれ終わりがあるべきと考えるからです。
例えば40年以上前には胃潰瘍の治療は手術が中心でした。ところが胃酸を抑える薬の開発やピロリ菌の発見と除菌により胃潰瘍の外科治療は特殊な場合を除き過去のものとなっており、この方が患者さんのメリットになっていると考えます。内視鏡検査に関してもいずれこのような状況が訪れる事が起こらないかなと思いつつ検査を続けています。
早く内視鏡検査が不要となり、当院が内視鏡検査ではない新しい社会貢献が出来る方向性が見つけられる時代に早くなって欲しいと切におもっています。もちろん現時点では内視鏡検査は必要ですし内視鏡技術を向上させることに最大限の努力を行っています。そしてそれは他の医療機関では到達できないレベルで達成させる自信もあります。
こんなクリニックですが皆様のお役に立てることがあれば嬉しいと思っています。
この記事を書いた人
福島 正嗣理事長
福島 正嗣理事長
聖マリアンナ医科大学卒業。東京女子医大消化器病センター、東京都保険医療公社多摩南部地域病院など多くの病院・内視鏡専門クリニックで消化管外科、消化器内視鏡検査、内視鏡検査、内視鏡手術を担当。港北ハートクリニック内視鏡センター内視鏡センター長として勤務後、2017年みらい胃大腸内視鏡クリニック開院。
2020年医療法人社団正令会理事長に就任。