院長ブログ
BLOGこの時期に内視鏡検査を受けるべきか悩んでいる方へ
2020年04月02日医療全般大腸内視鏡検査胃内視鏡検査
新型コロナ感染症の問題で今、医療機関を受診すべきか悩んでいる方も多いと思います。もちろん急な病気でない限りは終息を待って受診する事も検討すべきと考えますが、検診のバリウムで異常を指摘されたり便潜血陽性など異常を指摘された方で内視鏡検査が必要な方はむしろ早めに受診された方が良いと考えます。
私は日本の場合イタリアのような感染爆発はなく終息していくと考えていますが、終息時期が全く予想がつかない為1年後も終息宣言が出ていない可能性もあります。
今が最悪の時期と断定できるのなら3か月後でも大きな問題はないですが、その保証はありません。
今まで定期的に内視鏡検査を受けた来た方なら検査の延期もあり得ますが、検診で便潜血陽性の方やバリウムで異常を指摘された方は万が一大きなポリープが見つかって大病院を紹介しても今後は治療が延期される可能性も出てきます。
日本医師会の提言通り非常事態宣言が出されると医療はコロナ重視となり通常の治療は後まわしにされるといった事態も想定する必要があります。この為症状のあるかたや便潜血陽性の方は早めに検査を受けてください。当院は通常の内科ではなく内視鏡専門クリニックの為、感染症の患者さんは受診されません。
この記事を書いた人
福島 正嗣理事長
福島 正嗣理事長
聖マリアンナ医科大学卒業。東京女子医大消化器病センター、東京都保険医療公社多摩南部地域病院など多くの病院・内視鏡専門クリニックで消化管外科、消化器内視鏡検査、内視鏡検査、内視鏡手術を担当。港北ハートクリニック内視鏡センター内視鏡センター長として勤務後、2017年みらい胃大腸内視鏡クリニック開院。
2020年医療法人社団正令会理事長に就任。