院長ブログ
BLOG今後保険診療の自己負担額が上がる事は避けられません。
2019年12月17日医療全般大腸内視鏡検査胃内視鏡検査
国民皆保険制度は世界に類を見ない優れた保険制度だと思います。
ただし、それは日本国国民の人口が増えていく事が前提に成り立っている制度であるとも言えます。その為、現在の日本のように少子高齢化社会では今までのように自己負担額が低い(安い)状態を維持する事は困難となっていくでしょう。
これに関しては政治家や厚労省が国民に対してしっかり説明すべきを考えますが、あまり期待できない状況です。
今後は3割負担の医療費も4割、5割になっていくと考えられます。
現在働き盛りの方は検査を受ける時間も取りにくいとは思いますが、いずれは内視鏡検査も高額な検査になりおいそれとは受ける事が出来ない検査になるかも知れません。この為、経済的な概念からもなるべく若い内に検査を受けるべきだと考えます。
以前も書いたように若い内に検査を受ける事により将来検査を受ける回数を減らす事が出来る場合もあります。(ピロリ菌除菌や大腸ポリープ切除など)
医療も国の人口動態や経済から切り離して考える事が出来ない分野なので負担が少ない内に計画的に検査を受ける事をお勧めします。
この記事を書いた人
福島 正嗣理事長
福島 正嗣理事長
聖マリアンナ医科大学卒業。東京女子医大消化器病センター、東京都保険医療公社多摩南部地域病院など多くの病院・内視鏡専門クリニックで消化管外科、消化器内視鏡検査、内視鏡検査、内視鏡手術を担当。港北ハートクリニック内視鏡センター内視鏡センター長として勤務後、2017年みらい胃大腸内視鏡クリニック開院。
2020年医療法人社団正令会理事長に就任。