院長ブログ
BLOG細い胃カメラは患者さんにとって楽なのか?
2019年04月02日最新の内視鏡検査検診胃内視鏡検査
最近は胃カメラの細径化が進んでおり、経鼻内視鏡検査もかなり普及しています。
胃カメラの細径化は時代のニーズだと思いますが、これによって患者さんは楽に検査を受けられるようになったのでしょうか?
これは意見が真っ二つに分かれると思いますが、私は楽にはなっていないと思います。
もちろん楽になったという御意見もありますが、ほぼ全員がその意見かというと違います。
私自身が受けた印象では胃カメラが細くなっても胃カメラを楽に挿入する技術がなければ全く意味がありません。
患者さんにとって楽に受けられるかどうかはスコープの細さではなく口の中の挿入ルートを適切な部位を通るかにかかっています。私自身がオエットしやすいたちなので今まで試行錯誤を繰り返した結果、この結論に到達しています。
患者さんにとって胃カメラの細さは気になるところですが、実際に楽にできるかどうかは医師の技術と楽に受けてもらいという医師の想いの強さにかかっていると思います。
この記事を書いた人
福島 正嗣理事長
福島 正嗣理事長
聖マリアンナ医科大学卒業。東京女子医大消化器病センター、東京都保険医療公社多摩南部地域病院など多くの病院・内視鏡専門クリニックで消化管外科、消化器内視鏡検査、内視鏡検査、内視鏡手術を担当。港北ハートクリニック内視鏡センター内視鏡センター長として勤務後、2017年みらい胃大腸内視鏡クリニック開院。
2020年医療法人社団正令会理事長に就任。