院長ブログ
BLOG薬漬け問題をどう対処するか?
2017年12月26日医療全般
http://www.sankei.com/life/news/171224/lif1712240011-n1.html
厚労省も医療機関からの処方薬が多い問題に対して対策を打ち出しています。一般的には医師は薬を出したら儲かると思われていますが、医薬分業になっている現在ではその意見は違うと言えます。
私自身は外科医でしたのでそれ程薬は出さなかったのですが、内科の先生の薬の処方が多いのは、患者さんが来院された以上、何か目に見える形での診療をしないと医師から何もされなかったと言われる事や患者さん自身も薬の処方を希望されている事や一旦始めた薬を止めた時に何かトラブルが起こるのでは?という思いなどがあり、薬を減らすことが出来ないと考えられます。
この問題の解決は大変難しいと思いますのですぐに改善されることは無いと思いますが、高齢化社会を迎えて今後、保険診療をどうとらえるかは重要な事だと思います。
この記事を書いた人
福島 正嗣理事長
福島 正嗣理事長
聖マリアンナ医科大学卒業。東京女子医大消化器病センター、東京都保険医療公社多摩南部地域病院など多くの病院・内視鏡専門クリニックで消化管外科、消化器内視鏡検査、内視鏡検査、内視鏡手術を担当。港北ハートクリニック内視鏡センター内視鏡センター長として勤務後、2017年みらい胃大腸内視鏡クリニック開院。
2020年医療法人社団正令会理事長に就任。