院長ブログ
BLOGAIが医療を変える
2017年09月25日最新の内視鏡検査
AIつまり人工知能が医療を変えつつあります。
私的にはAIによる診察や検査の補助があると助かるなと思っています。
何故なら、患者さんを診察をして自分では思いもしなかった疾患の可能性をAIが指摘してくれる場面もありうるからです。このような場合、メリットを得られるのは患者さんご本人ですから異議は全くありません。医師によっては自分の診断技術を否定されるように思っている人もいると思いますが、それは了見の狭い考えだと思います。
内視鏡分野でもAIの波が押し寄せており、内視鏡医が見逃しそうな小さな病変をAIが見つけて指摘してくれるというシステムが国立がんセンターで開発されました。実用化は2019年以降のようですが、デジカメの顔認証のようにポリープがあったら四角のマークで指摘してくれるようです。
この技術はすぐにでも実現して頂きたいと思います。診断の大きな補助になりますので(^^
ただ、ポリープを映し出す技術は内視鏡医が行うしかないので、今までの技術が無駄になる事はないのです。むしろこれからは技術がさらに求められると思いますので、更に技術を磨いていきます。
この記事を書いた人
福島 正嗣理事長
福島 正嗣理事長
聖マリアンナ医科大学卒業。東京女子医大消化器病センター、東京都保険医療公社多摩南部地域病院など多くの病院・内視鏡専門クリニックで消化管外科、消化器内視鏡検査、内視鏡検査、内視鏡手術を担当。港北ハートクリニック内視鏡センター内視鏡センター長として勤務後、2017年みらい胃大腸内視鏡クリニック開院。
2020年医療法人社団正令会理事長に就任。