院長ブログ
BLOG医師でバリウム検査を受けている人はいません
2016年09月17日検診無痛内視鏡
会社検診や区や市の検診で胃の検査というとバリウム検査がまず頭に浮かびます。
それぐらいバリウム検査は社会に浸透していますが、これからの時代は内視鏡検査に移行します。
既に自治体によっては胃の検査はバリウムと内視鏡の検査のどちらかが選べる時代になっているのが現状です。
バリウム検査の欠点として
①放射線被曝がある
②検査が終わってからもバリウムが出るまで気にしないといけない
③検査をした時の胃の状況により結果が大きく左右される
④バリウムで異常がある場合、内視鏡検査が必要になるため、時間が無駄になる
もちろんバリウム検査も内視鏡検査が普及するまでは病気を発見するために大きな役割を果たした事は事実ですが、既に時代遅れになっています。医師でも胃の検診でバリウム検査を受ける人はいません。
内視鏡検査が受けられない状況でない限りは胃の検診には胃カメラが良いと考えます。
この記事を書いた人
福島 正嗣理事長
福島 正嗣理事長
聖マリアンナ医科大学卒業。東京女子医大消化器病センター、東京都保険医療公社多摩南部地域病院など多くの病院・内視鏡専門クリニックで消化管外科、消化器内視鏡検査、内視鏡検査、内視鏡手術を担当。港北ハートクリニック内視鏡センター内視鏡センター長として勤務後、2017年みらい胃大腸内視鏡クリニック開院。
2020年医療法人社団正令会理事長に就任。