院長ブログ
BLOG検診で胃のポリープを指摘されたら…①
2016年09月26日胃ポリープ胃内視鏡検査
検診のバリウム検査の結果で「胃ポリープ」と書かれてドキッとした事がある方も多いと思います。
誰でも異常と書かれたら心配になってしまうと思いますが、慌てる必要性は少ないと考えます。
まずはポリープの定義になります。
一般の方の印象としてポリープ=がん、もしくは放置したら大きくなったりがんになるものという図式があると思いますが、これは違います。
ポリープの定義は…病理学的に粘膜(上皮細胞)に覆われた管腔臓器に発生する隆起性病変の総称になります。
簡単に言うとポリープは病気の状態を表しているものではなく、粘膜からポコッと飛び出したもの全てをポリープと呼んでいるので、質的診断ではなく、見た目の状態を言っているだけなのです。
ですので、胃のポリープと書かれてもまだ病気を宣言されたわけではないという事を知ってほしいと思います。
胃のポリープに関しては次回、詳しく書いていきたいと思います。
この記事を書いた人
福島 正嗣理事長
福島 正嗣理事長
聖マリアンナ医科大学卒業。東京女子医大消化器病センター、東京都保険医療公社多摩南部地域病院など多くの病院・内視鏡専門クリニックで消化管外科、消化器内視鏡検査、内視鏡検査、内視鏡手術を担当。港北ハートクリニック内視鏡センター内視鏡センター長として勤務後、2017年みらい胃大腸内視鏡クリニック開院。
2020年医療法人社団正令会理事長に就任。