院長ブログ
BLOGピロリ菌は何歳までに除菌すべきか?
2016年10月22日ピロリ菌についてピロリ菌検査ピロリ菌除菌治療
日本人に多い胃がんもピロリ菌を除菌する事によりがんになる事が予防できます。
これは画期的な事なのですが、除菌に良い年齢というのがあるのでしょうか?
これは画期的な事なのですが、除菌に良い年齢というのがあるのでしょうか?
除菌年齢は早ければ早い程良い
ピロリ菌は5歳までの間に感染する事が分っており、ほぼ年齢≒感染期間と考えて頂いて問題ありません。
となると煙草の喫煙期間の考え方と同じで感染期間が短ければ短い程、胃がんの予防効果は高くなります。
Asaka.M.et al:Hericobacter15;486-490.2010に掲載された論文によれば29歳までに除菌した場合。99.9%胃がんを抑制する効果があるようです。
49歳までの場合は92% 59歳までの場合は76% 69歳までの場合は49%と年齢とともに低下していきます。
ここから考えると30歳までに除菌が理想ですが、50歳でも遅いという事はありません。
50歳以上の方の場合、約半数の方が感染していますので、早めの除菌治療をお勧めします。
となると煙草の喫煙期間の考え方と同じで感染期間が短ければ短い程、胃がんの予防効果は高くなります。
Asaka.M.et al:Hericobacter15;486-490.2010に掲載された論文によれば29歳までに除菌した場合。99.9%胃がんを抑制する効果があるようです。
49歳までの場合は92% 59歳までの場合は76% 69歳までの場合は49%と年齢とともに低下していきます。
ここから考えると30歳までに除菌が理想ですが、50歳でも遅いという事はありません。
50歳以上の方の場合、約半数の方が感染していますので、早めの除菌治療をお勧めします。
この記事を書いた人
福島 正嗣理事長
福島 正嗣理事長
聖マリアンナ医科大学卒業。東京女子医大消化器病センター、東京都保険医療公社多摩南部地域病院など多くの病院・内視鏡専門クリニックで消化管外科、消化器内視鏡検査、内視鏡検査、内視鏡手術を担当。港北ハートクリニック内視鏡センター内視鏡センター長として勤務後、2017年みらい胃大腸内視鏡クリニック開院。
2020年医療法人社団正令会理事長に就任。