院長ブログ
BLOG女性の鉄不足は深刻です。
2016年11月07日クリニックのこと糖質制限
外来診療を行っていると、女性で倦怠感を訴えられる方が多い事に驚きます。
朝起きれない、イライラしたり、休みの日には何もしたくないなどの症状で受診されますが、、
特に出産後の気分の落ち込みなどは産後のうつとも言われます。
朝起きれない、イライラしたり、休みの日には何もしたくないなどの症状で受診されますが、、
特に出産後の気分の落ち込みなどは産後のうつとも言われます。
その悩みはうつではなく、鉄分不足です!
あまりの倦怠感にうつと思い、心療内科を受診するケースが増えています。
もちろん、精神的な場合もありますが、そのような方の鉄分をチェックすると鉄分が不足しているのが共通点です。
特に血液の項目でもフェリチンという体の中の貯蔵鉄を測定してみると、このような症状を感じている方の値はかなり低いです。
もちろん、精神的な場合もありますが、そのような方の鉄分をチェックすると鉄分が不足しているのが共通点です。
特に血液の項目でもフェリチンという体の中の貯蔵鉄を測定してみると、このような症状を感じている方の値はかなり低いです。
隠れ貧血はフェリチンを測定しないと分かりません!
フェリチンは体の中の貯蔵鉄を反映するもので、この値が低い方は俗に隠れ貧血と言われます。
隠れ貧血は命に関わるほどではありませんが、放置すると鉄欠乏性貧血に移行して生活の質を著しく障害します。
これは生理がある女性特有の問題と言えます。
フェリチンの値は欧米では最低限50で理想は100以上と言われます。特にこれから妊娠する女性の場合は100以上ないと
妊娠をやめるように警告される国もあるようですが、日本ではフェリチンの値は重要視されていないの現状です。実際に外来でフェリチンが低い方は鉄剤とタンパク質摂取を行いますが、50を超えると明らかに元気になり、体も軽くなり
喜ばれるケースが増えてきています。
隠れ貧血は命に関わるほどではありませんが、放置すると鉄欠乏性貧血に移行して生活の質を著しく障害します。
これは生理がある女性特有の問題と言えます。
フェリチンの値は欧米では最低限50で理想は100以上と言われます。特にこれから妊娠する女性の場合は100以上ないと
妊娠をやめるように警告される国もあるようですが、日本ではフェリチンの値は重要視されていないの現状です。実際に外来でフェリチンが低い方は鉄剤とタンパク質摂取を行いますが、50を超えると明らかに元気になり、体も軽くなり
喜ばれるケースが増えてきています。
体がだるくて人知れず悩んでいる方は心療内科に行く前に隠れ貧血のチェックを行うことをお勧めします。
この記事を書いた人
福島 正嗣理事長
福島 正嗣理事長
聖マリアンナ医科大学卒業。東京女子医大消化器病センター、東京都保険医療公社多摩南部地域病院など多くの病院・内視鏡専門クリニックで消化管外科、消化器内視鏡検査、内視鏡検査、内視鏡手術を担当。港北ハートクリニック内視鏡センター内視鏡センター長として勤務後、2017年みらい胃大腸内視鏡クリニック開院。
2020年医療法人社団正令会理事長に就任。