院長ブログ
BLOG脂質は最もがんになりにくい栄養素です。
2016年11月15日大腸がん糖質制限胃がん
外来でも定期的な検査を行うのはもちろんですが、普段から気を付けることは何ですか?と質問されることが多くなっています。
がんの治療は難しいですが、自分たちで出来るがん対策はがんの餌である糖分の摂取を少なくして、がんを兵糧攻めにすることです!
センター長兼CEO Craig.Thompson 博士の講演
で
Why We All Don’t Get Cancer どのタイプの食物を過剰に食べると癌のリスクを高めるか?
A fats 脂質
B carbohydrates 糖質
C proteins たんぱく質
「脂質を多く食べても癌のリスクは全く上昇しません 。糖質を多く食べると癌のリスクを著しく高めます 。タンパク質はその中間に位置するという研究があります。
欧米の最先端の研究機関ではすでにがん対策として糖分つまり炭水化物の摂取は控えて、脂肪をしっかりとるという方向にかじ取りをしています。
日本人は過去、長くに渡り動物性脂肪を摂取しなかった時期があるので、肉を食べるとがんになるという意識が強いのですが、それが間違いであることは証明されています。
イメージとしては体に良さそうな精進料理よりもフレンチなどの動物性脂肪たっぷりで炭水化物控えめの食事の方ががんにはなりずらいのです。
意識を変えることは難しいとは思いますが、最新の栄養学は脂肪を如何に上手に摂取するかに注目が集まっています。
では具体的にどのような食事が良いのかを、これからこのブログでも発信していきたいと思います。
この記事を書いた人
福島 正嗣理事長
福島 正嗣理事長
聖マリアンナ医科大学卒業。東京女子医大消化器病センター、東京都保険医療公社多摩南部地域病院など多くの病院・内視鏡専門クリニックで消化管外科、消化器内視鏡検査、内視鏡検査、内視鏡手術を担当。港北ハートクリニック内視鏡センター内視鏡センター長として勤務後、2017年みらい胃大腸内視鏡クリニック開院。
2020年医療法人社団正令会理事長に就任。