院長ブログ
BLOGピロリ菌感染を予防するために
2016年11月22日ピロリ菌についてピロリ菌検査ピロリ菌除菌治療胃がん
ピロリ菌感染は胃がんのリスクを高めるため、除菌治療が必要であるのと同時に、予防も重要なテーマです。
いつ、どこで感染するのか?
ピロリ菌は幼少期(5歳以下)に感染する事がほとんどという事が分っています。
上水道が完備されていない昔の日本の場合は井戸水から感染するケースが多かったようですが、現在はそのようなケースはまれと考えます。
となるとすでに上水道が完備されている時代に生まれた世代のピロリ菌感染はどこから起こるかというと親や祖父母からになります。
上水道が完備されていない昔の日本の場合は井戸水から感染するケースが多かったようですが、現在はそのようなケースはまれと考えます。
となるとすでに上水道が完備されている時代に生まれた世代のピロリ菌感染はどこから起こるかというと親や祖父母からになります。
特に母親からの感染が多い!
幼少期、特に離乳食が始まる頃に、親の唾液のついた食事を摂取すると、親のピロリ菌が子供に感染します。
特に母親からの感染が多いようなので、お母さんは子育てで大変だとは思いますが、ついうっかり自分の食べていたスプーンや箸で
子供に食事を与えないように気を付けてください。
特に母親からの感染が多いようなので、お母さんは子育てで大変だとは思いますが、ついうっかり自分の食べていたスプーンや箸で
子供に食事を与えないように気を付けてください。
もし親がピロリ菌感染があると分かった場合、お子さんのピロリ菌感染もチェックするのは社会的責任と言えるかもしれません。
1部の自治体では思春期にピロリ菌検査を行っている場合もありますので、心当たりがある場合には医療機関で相談して頂くのが
良いと思います。
1部の自治体では思春期にピロリ菌検査を行っている場合もありますので、心当たりがある場合には医療機関で相談して頂くのが
良いと思います。
この記事を書いた人
福島 正嗣理事長
福島 正嗣理事長
聖マリアンナ医科大学卒業。東京女子医大消化器病センター、東京都保険医療公社多摩南部地域病院など多くの病院・内視鏡専門クリニックで消化管外科、消化器内視鏡検査、内視鏡検査、内視鏡手術を担当。港北ハートクリニック内視鏡センター内視鏡センター長として勤務後、2017年みらい胃大腸内視鏡クリニック開院。
2020年医療法人社団正令会理事長に就任。