院長ブログ
BLOG便潜血陰性でも大腸がんではないとは言えない
2016年11月26日大腸内視鏡検査検診
最近は会社検診で便潜血陽性を指摘されて、大腸の検査を行う人が増えています。
やはり便に血が混じっていると言われたら心配になるのは当然で、検査を行い、病気があるかないかの確認は必要です。
でも、便潜血陰性の方は何もしなくていいのでしょうか?
やはり便に血が混じっていると言われたら心配になるのは当然で、検査を行い、病気があるかないかの確認は必要です。
でも、便潜血陰性の方は何もしなくていいのでしょうか?
便潜血陰性でも病気ではない証明にはならない
便潜血は合併症もないため、非常に優れた検査ではありますが、陰性だからと言っても病気がないとは言えません。
この為、医師で便潜血を受ける人はあまりいないですし、陰性で安心している人もいません。
この為、医師で便潜血を受ける人はあまりいないですし、陰性で安心している人もいません。
大腸の病気はポリープ、早期大腸がん、進行大腸がんまで段階がありますが、便潜血の検査ではポリープや早期大腸がんなどの早期の段階での発見が難しい事が問題です。
早期の病変の場合、病変からの出血は少ないため、便潜血では陽性にならないケースが多いです。
もちろん進行がんでは陽性になる確率が高いですが、この段階で発見されても嬉しくないのが本音です。
やはり早期の段階で発見された方が、治療も簡単ですし、不安も少なくなると思います。
ですので、便潜血の結果に頼るよりは、40歳になったら自主的に大腸内視鏡検査が望ましいと考えます。
早期の病変の場合、病変からの出血は少ないため、便潜血では陽性にならないケースが多いです。
もちろん進行がんでは陽性になる確率が高いですが、この段階で発見されても嬉しくないのが本音です。
やはり早期の段階で発見された方が、治療も簡単ですし、不安も少なくなると思います。
ですので、便潜血の結果に頼るよりは、40歳になったら自主的に大腸内視鏡検査が望ましいと考えます。
この記事を書いた人
福島 正嗣理事長
福島 正嗣理事長
聖マリアンナ医科大学卒業。東京女子医大消化器病センター、東京都保険医療公社多摩南部地域病院など多くの病院・内視鏡専門クリニックで消化管外科、消化器内視鏡検査、内視鏡検査、内視鏡手術を担当。港北ハートクリニック内視鏡センター内視鏡センター長として勤務後、2017年みらい胃大腸内視鏡クリニック開院。
2020年医療法人社団正令会理事長に就任。