院長ブログ
BLOGピロリ菌の診断はABC検診で
2017年01月16日ピロリ菌についてピロリ菌除菌治療
胃の内視鏡検査は必要と分かっていても、ハードルが高く思いきれないという方も多いと思います。
とは言っても日本では胃がんで亡くなる方は年間4万人以上いるのも事実なので、胃の検査は必要です。
どうしても胃の内視鏡検査をしたくないという場合は胃がんリスク検診(ABC検診)という手もあります。
ABC検診はピロリ菌抗体と胃液の分泌能を測定することにより胃がんのリスクを判定しようという検査です。
採血だけで胃がんのリスクを判定出来ます。
ABC検診はピロリ菌抗体と胃液の分泌能を測定することにより胃がんのリスクを判定しようという検査です。
値によりABCDと4段階(ABC検診と言ってもDもあります)で胃がんになりやすいリスクを判定する方法です。
この結果からB以上の方はピロリ菌感染していると判定されます。
B、C,Dはピロリ菌に感染しているグループになりますが、その中でも胃酸の分泌状態が悪い≒胃粘膜の萎縮が進んでいると判断しBよりもC、CよりもDの方が胃がんのリスクが高いと判定します。
値によりABCDと4段階(ABC検診と言ってもDもあります)で胃がんになりやすいリスクを判定する方法です。
この結果からB以上の方はピロリ菌感染していると判定されます。
B、C,Dはピロリ菌に感染しているグループになりますが、その中でも胃酸の分泌状態が悪い≒胃粘膜の萎縮が進んでいると判断しBよりもC、CよりもDの方が胃がんのリスクが高いと判定します。
ABC検診の目的はリスクが高い人に内視鏡検査を受けて頂き、胃がんの死亡率を下げる事です。
このABC検診でA以外の方は早急に内視鏡検査を行い、胃がんがない事を確認するのと同時に除菌治療をして胃がんのリスクを下げる事が必要になります。
ABC検診は食事制限もなく採血だけで手軽に結果が出る為、今後の胃がん検診の入り口として重要になってくることが考えられます。
本当は内視鏡検査を受けて頂くことが望ましいでですが、どうしても抵抗があるという方は、取り敢えずABC検診を受けることをお勧めします。
ABC検診は食事制限もなく採血だけで手軽に結果が出る為、今後の胃がん検診の入り口として重要になってくることが考えられます。
本当は内視鏡検査を受けて頂くことが望ましいでですが、どうしても抵抗があるという方は、取り敢えずABC検診を受けることをお勧めします。
この記事を書いた人
福島 正嗣理事長
福島 正嗣理事長
聖マリアンナ医科大学卒業。東京女子医大消化器病センター、東京都保険医療公社多摩南部地域病院など多くの病院・内視鏡専門クリニックで消化管外科、消化器内視鏡検査、内視鏡検査、内視鏡手術を担当。港北ハートクリニック内視鏡センター内視鏡センター長として勤務後、2017年みらい胃大腸内視鏡クリニック開院。
2020年医療法人社団正令会理事長に就任。