院長ブログ
BLOG治療法は時代により大きく変わります。
2017年03月25日ピロリ菌についてピロリ菌検査ピロリ菌除菌治療
今ではコマーシャルでも行っているC型肝炎の啓蒙活動の御蔭でC型肝炎を知らない人は少ないと思います。C型肝炎は進行すると肝硬変や肝臓癌になるのは今では常識ですが、30年以上前はC型肝炎を引き起こすウイルスが検出されず、肝硬変になった患者さんにはお酒の飲みすぎのせいでこうなったと説明ししていた時代がありました。
もちろん常識外にお酒を飲んだ場合はそうなる事もありますが、ほとんどの原因はウイルス性肝炎です。
もちろん常識外にお酒を飲んだ場合はそうなる事もありますが、ほとんどの原因はウイルス性肝炎です。
ピロリ菌の確認が胃の治療を大きく変えました!
上の話は肝臓ですが、胃の治療も同様な事が起こりました。
昔は胃潰瘍というと食生活とストレスのせいにされ(もちろんこれも原因にはなります)、医師から怒られた方もいるかもしれませんが、1983年に胃の中に細菌がいるという事を確認した、オーストラリアのマーシャル博士により胃潰瘍の治療は胃酸を抑える薬から除菌治療つまり抗生剤内服による治療に大きく転換しました。
これからも分かっていない事が分るようになり治療法が大きく変わる事があると思いますので、常に新しい知識を習得して、治療を変えていきたいと思います。
昔は胃潰瘍というと食生活とストレスのせいにされ(もちろんこれも原因にはなります)、医師から怒られた方もいるかもしれませんが、1983年に胃の中に細菌がいるという事を確認した、オーストラリアのマーシャル博士により胃潰瘍の治療は胃酸を抑える薬から除菌治療つまり抗生剤内服による治療に大きく転換しました。
これからも分かっていない事が分るようになり治療法が大きく変わる事があると思いますので、常に新しい知識を習得して、治療を変えていきたいと思います。
この記事を書いた人
福島 正嗣理事長
福島 正嗣理事長
聖マリアンナ医科大学卒業。東京女子医大消化器病センター、東京都保険医療公社多摩南部地域病院など多くの病院・内視鏡専門クリニックで消化管外科、消化器内視鏡検査、内視鏡検査、内視鏡手術を担当。港北ハートクリニック内視鏡センター内視鏡センター長として勤務後、2017年みらい胃大腸内視鏡クリニック開院。
2020年医療法人社団正令会理事長に就任。