院長ブログ
BLOG新しいポリープ切除法 コールドポリペクトミーについて①
2017年05月29日大腸ポリープ切除大腸内視鏡検査
大腸ポリープを切除された事がある方は経験があると思いますが、ポリープ切除後は1週間はお酒や激しい運動を禁止されたのではないでしょうか?
禁止になる理由は、ポリープの切除断端から後日出血する可能性があるからです。
ポリープ切除後に出血があると、入院の可能性もあり時間的、金銭的に患者さんに大きな負担となる為、内視鏡医は細心の注意を払い、ポリープ切除の出血が無いように努力をしますが、どんなに上手い人が切除しても0,5% ~1%は起こる合併症です。
これは現在の医療では避けようのない合併症なので、患者さんには申し訳ありませんが、ご理解をいただくより他がありません。
禁止になる理由は、ポリープの切除断端から後日出血する可能性があるからです。
ポリープ切除後に出血があると、入院の可能性もあり時間的、金銭的に患者さんに大きな負担となる為、内視鏡医は細心の注意を払い、ポリープ切除の出血が無いように努力をしますが、どんなに上手い人が切除しても0,5% ~1%は起こる合併症です。
これは現在の医療では避けようのない合併症なので、患者さんには申し訳ありませんが、ご理解をいただくより他がありません。
新しいポリープ切除の流れ コールドポリペクトミー
大きなポリープに関しては出血のリスクが高い事は現時点では仕方のない事です。
問題は、小さなポリープでの出血は仕方のない事とは言え、なるべく避けたい事象です。
最近は1cm以下の小さなポリープ切除に関ししては新しい流れが出てきました。
専門分野ではコールドポリペクトミーと言い、従来のように電気メス(高周波)でポリープを切除するのではなく、ポリープを切除するスネアだけでポリープを切除する方法で、この方法によりポリープ切除後の出血がほとんどなくなりました。
内視鏡医としては結構画期的な事なので、ポリープ切除に対する抵抗感が少なくなったのは事実です。
私も現在は1cm以下のポリープのほぼ全て、この方法でで切除していますが、術後出血は1例もありません。
詳しい事はまた後日に記事にしたいと思います。
問題は、小さなポリープでの出血は仕方のない事とは言え、なるべく避けたい事象です。
最近は1cm以下の小さなポリープ切除に関ししては新しい流れが出てきました。
専門分野ではコールドポリペクトミーと言い、従来のように電気メス(高周波)でポリープを切除するのではなく、ポリープを切除するスネアだけでポリープを切除する方法で、この方法によりポリープ切除後の出血がほとんどなくなりました。
内視鏡医としては結構画期的な事なので、ポリープ切除に対する抵抗感が少なくなったのは事実です。
私も現在は1cm以下のポリープのほぼ全て、この方法でで切除していますが、術後出血は1例もありません。
詳しい事はまた後日に記事にしたいと思います。
この記事を書いた人
福島 正嗣理事長
福島 正嗣理事長
聖マリアンナ医科大学卒業。東京女子医大消化器病センター、東京都保険医療公社多摩南部地域病院など多くの病院・内視鏡専門クリニックで消化管外科、消化器内視鏡検査、内視鏡検査、内視鏡手術を担当。港北ハートクリニック内視鏡センター内視鏡センター長として勤務後、2017年みらい胃大腸内視鏡クリニック開院。
2020年医療法人社団正令会理事長に就任。