私も内視鏡学会や外科学会など幾つかの学会に所属していますが、その中でより実践的に教育、指導、ライブを展開している会に所属しています。
二木会といい、大腸内視鏡検査における効率的な挿入法を研究する会です。

全国に８５０人の会員がいます。

この会の素晴らしい所は出身大学や医局などの縛りが一切なく、患者さんに質の高い大腸検査を提供し大腸癌による死亡を根絶するという目標の為に全国の医師たちが自分のノウハウを無料で提供したり、学ぶことができるという所です。普通、上手な先生はあまり教えなかったりするのですが、この会では頼みもしないのに(笑）何時間でも分かるまで教えてくれる指導熱心の先生方が全国に数多くいます。
全く私利私欲でない会はなかなかないと思います。
この会で所属してもう10年近くになりますが、入会当時はまだ自分なりに確立できていなかった大腸内視鏡検査を現在は確立できるようになり、今では教える立場にまでなりました。
現在の立場になれたのはすべてこの会の内視鏡に情熱をそそぐ先生たちのお陰です。

ライブでは医師が被検者になり、患者さんの気持ちも経験する！

この4月の会では実際に大腸内視鏡の検査を行い、その挿入法をみんなで検討するというものですが、検査をされる側つまり、被検者も内視鏡医なので、患者さんに迷惑をかけない形で運営されています。
私も何度か検査をしたり、検査を受けてきまIした。５０人ぐらいの医師の前で検査をするので緊張はしますがそれにより常にレベルアップをしてきました。
これからも定期的に行いますが、この会をさいたま市でも行うつもりなので、内視鏡医で興味があるかたはご連絡ください。