院長ブログ
BLOG胃の状態を把握して適切な検査間隔を設定する
2017年05月09日検診胃内視鏡検査
当院ではバリウムによる検診をお勧めしません。
理由は被曝がある等などの問題以外にも、患者さんの貴重な時間を無駄にしてしまうかもしれないからです。バリウムで再検査を勧められ内視鏡検査を行うぐらいなら
最初から内視鏡検査をというのが当院のポリシーです。
また、バリウムだと適切な検査の間隔を設定できないという問題点もあります。
理由は被曝がある等などの問題以外にも、患者さんの貴重な時間を無駄にしてしまうかもしれないからです。バリウムで再検査を勧められ内視鏡検査を行うぐらいなら
最初から内視鏡検査をというのが当院のポリシーです。
また、バリウムだと適切な検査の間隔を設定できないという問題点もあります。
内視鏡のメリットは適切な検査の間隔を提示できることです。
バリウム検査の場合、一年に一度の間隔で検査を進められることが多いと思いますが、胃の状態によっては毎年検査を受けることは無駄なケースもあります。
最新の考え方ではピロリ菌による胃炎の状況により検査の間隔を設定する事が求められています。
ピロリ菌感染がない胃は状況により5年間隔でも良いですし、ピロリ菌感染があり、慢性胃炎が強い場合は1年間隔が適当と考えます。
つまりピロリ菌感染がない綺麗な胃の人が、ピロリ菌感染がある人の検査間隔に合わせる必要性はないのです。
これが患者さんの時間を無駄にしないという事です。
内視鏡検査なら適切な検査間隔を設定し、無駄な検査を抑制したり、時間を無駄にすることを予防することも出来ますのでバリウム検査は極力控えて頂けたらと思います。
最新の考え方ではピロリ菌による胃炎の状況により検査の間隔を設定する事が求められています。
ピロリ菌感染がない胃は状況により5年間隔でも良いですし、ピロリ菌感染があり、慢性胃炎が強い場合は1年間隔が適当と考えます。
つまりピロリ菌感染がない綺麗な胃の人が、ピロリ菌感染がある人の検査間隔に合わせる必要性はないのです。
これが患者さんの時間を無駄にしないという事です。
内視鏡検査なら適切な検査間隔を設定し、無駄な検査を抑制したり、時間を無駄にすることを予防することも出来ますのでバリウム検査は極力控えて頂けたらと思います。
この記事を書いた人
福島 正嗣理事長
福島 正嗣理事長
聖マリアンナ医科大学卒業。東京女子医大消化器病センター、東京都保険医療公社多摩南部地域病院など多くの病院・内視鏡専門クリニックで消化管外科、消化器内視鏡検査、内視鏡検査、内視鏡手術を担当。港北ハートクリニック内視鏡センター内視鏡センター長として勤務後、2017年みらい胃大腸内視鏡クリニック開院。
2020年医療法人社団正令会理事長に就任。