院長ブログ
BLOG美味しいのは植物の罠です
2017年05月11日糖質制限
糖尿病、高血圧、脂質異常症、がんなどの疾患は炭水化物の食べすぎと言って過言ではありません。ただ、炭水化物は美味しいことは間違いないです(^^
ご飯も麺類も魅惑的な食べ物だと思います。
こんなに食べられるという事は、これも植物の罠なのではと私の知り合いの先生が教えてくれましたが、正にそうだと思います。
これは植物が人間や動物に魅惑的な餌をまいて、自分たちを理想的な環境で栽培さしてもらうことが目的なのかもしれません。植物は子孫を残すために様々な戦略を持っています。
例えば食べられないように毒を持っていたり、果物のように動物に食べさせて種を遠方にまで運んでもらい、生息地域を広めたりする戦略をとる場合もあります。
穀物の場合は美味しい味を動物に食べてもらい、その動物に栽培してもらうことにより子孫を残してきた植物と言えるかもしれません。
現にイネや小麦などは、その辺の空き地で自生することは無いですが、人間が育てることにより自分たちの子孫を爆発的に多く残すことに成功しています。人間がいなかったらこんなに育つことは無いですから。
もちろん植物はそれを狙ったわけではないのでしょうが、進化の過程で、たまたま人間に魅惑的な味をもつ種を得た植物が、増えたというのが正解だと考えてます。人間は自分たちが美味しいから栽培している、つまり植物を支配しているつもりでいるかもしれませんが、まんまと植物の罠にはまって、逆に人間が支配されていると言っても過言ではないと思います。
ちょっと哲学的な話になっていしまいましたが、植物の罠に引っかかりすぎると、体調まで崩してしまうので注意が必要ですね(^^;
この記事を書いた人
福島 正嗣理事長
福島 正嗣理事長
聖マリアンナ医科大学卒業。東京女子医大消化器病センター、東京都保険医療公社多摩南部地域病院など多くの病院・内視鏡専門クリニックで消化管外科、消化器内視鏡検査、内視鏡検査、内視鏡手術を担当。港北ハートクリニック内視鏡センター内視鏡センター長として勤務後、2017年みらい胃大腸内視鏡クリニック開院。
2020年医療法人社団正令会理事長に就任。