院長ブログ
BLOG大腸内視鏡検査はなぜ難しいのか?
2017年06月06日大腸内視鏡検査
一般的に痛いと言われる大腸内視鏡検査ですが、内視鏡医にとってスクリーニングの検査の中では最難関の検査と言えるかもしれません。
なぜ難しいかというと大腸の走行には患者さんによって様々なパターンがあり、行き当たりばったりに挿入してしまうと迷路にはまってしまうからです。
なぜ難しいかというと大腸の走行には患者さんによって様々なパターンがあり、行き当たりばったりに挿入してしまうと迷路にはまってしまうからです。
大腸内視鏡を上達させるにはパターン化が重要!
今回は医師向けの専門的な内容になります。
大腸は特にS状結腸が人により複雑な走行パターンがあり、ただ単に腸管なりにスコープを進めてしまうと難しい挿入パターンになってしまい、検査自体に時間が掛かってしまうことになります。
このように何も考えずにスコープを進めてしまったら何例経験しても上達は困難になります。少ない症例数でも上達スピードを上げるためには複雑な腸管走行に対応するのではなく、腸管を右軸回転に落とし込み限りなく一つのパターンで挿入することが重要です。
この為にはRb,Ra,Rs S状結腸上部、中部、下部のそれぞれの部位で同じスコープ操作をすることが重要です。
こんなことで上達できるか疑問を持たれる医師もいるかとは思いますが、この挿入理論を理解すれば圧倒的なスピードで上達することが可能です。論より証拠で私がそうだったので。もちろんこの方法は二木会という内視鏡医の会(全国860人の会員)で学ぶことは可能で、私も二木会で師範という立場なのでクリニックにいらして頂けたら直接指導することも可能です。患者さんの為にも医師はすぐに上達する義務があると考えていますで、大腸挿入法で悩んでいる方は相談して頂けたら幸いです。
大腸は特にS状結腸が人により複雑な走行パターンがあり、ただ単に腸管なりにスコープを進めてしまうと難しい挿入パターンになってしまい、検査自体に時間が掛かってしまうことになります。
このように何も考えずにスコープを進めてしまったら何例経験しても上達は困難になります。少ない症例数でも上達スピードを上げるためには複雑な腸管走行に対応するのではなく、腸管を右軸回転に落とし込み限りなく一つのパターンで挿入することが重要です。
この為にはRb,Ra,Rs S状結腸上部、中部、下部のそれぞれの部位で同じスコープ操作をすることが重要です。
こんなことで上達できるか疑問を持たれる医師もいるかとは思いますが、この挿入理論を理解すれば圧倒的なスピードで上達することが可能です。論より証拠で私がそうだったので。もちろんこの方法は二木会という内視鏡医の会(全国860人の会員)で学ぶことは可能で、私も二木会で師範という立場なのでクリニックにいらして頂けたら直接指導することも可能です。患者さんの為にも医師はすぐに上達する義務があると考えていますで、大腸挿入法で悩んでいる方は相談して頂けたら幸いです。
この記事を書いた人
福島 正嗣理事長
福島 正嗣理事長
聖マリアンナ医科大学卒業。東京女子医大消化器病センター、東京都保険医療公社多摩南部地域病院など多くの病院・内視鏡専門クリニックで消化管外科、消化器内視鏡検査、内視鏡検査、内視鏡手術を担当。港北ハートクリニック内視鏡センター内視鏡センター長として勤務後、2017年みらい胃大腸内視鏡クリニック開院。
2020年医療法人社団正令会理事長に就任。