院長ブログ
BLOG病名が患者さんを縛るものであってはならない。
2017年06月08日クリニックのこと逆流性食道炎
外来診療をしていると、医学上大したことでない病名で、必要以上に患者さんが心配しているケースがあります。
消化器分野でいうと逆流性食道炎という病名です。
もちろん重症の逆流性食道炎は治療が必要ですが、日本人のほとんどは欧米人のように酷い食道炎にはなりません。
厳密にいうと胃に胃酸がある以上、誰でも逆流性食道炎の病名が付きますが、それを殊更、強調するような表現で患者さんを心配させるのは如何なものかと思います。
消化器分野でいうと逆流性食道炎という病名です。
もちろん重症の逆流性食道炎は治療が必要ですが、日本人のほとんどは欧米人のように酷い食道炎にはなりません。
厳密にいうと胃に胃酸がある以上、誰でも逆流性食道炎の病名が付きますが、それを殊更、強調するような表現で患者さんを心配させるのは如何なものかと思います。
病名は患者さんを脅す為のものではない!
病名がついても必ずしも治療が必要だったり、日常に気を使って生活しなければならない訳ではありません。
私は心配をした方がいい病態と、しなくてもいい病態を分けて、極力患者さんの生活を縛らないような表現でお伝えするのが医師の仕事と考えています。
先ほどの逆流性食道炎の場合でも、ごく軽度に関わらず患者さんを心配させるような表現で説明し、平気でいるような診療はどうかと考えます。
利益的にはその方が上がるのかもしれませんが、私はそういう医療は慎むべきと考えています。
当院では病名が患者さんの自由を縛らないように極力配慮して診療を行っていきます。
私は心配をした方がいい病態と、しなくてもいい病態を分けて、極力患者さんの生活を縛らないような表現でお伝えするのが医師の仕事と考えています。
先ほどの逆流性食道炎の場合でも、ごく軽度に関わらず患者さんを心配させるような表現で説明し、平気でいるような診療はどうかと考えます。
利益的にはその方が上がるのかもしれませんが、私はそういう医療は慎むべきと考えています。
当院では病名が患者さんの自由を縛らないように極力配慮して診療を行っていきます。
この記事を書いた人
福島 正嗣理事長
福島 正嗣理事長
聖マリアンナ医科大学卒業。東京女子医大消化器病センター、東京都保険医療公社多摩南部地域病院など多くの病院・内視鏡専門クリニックで消化管外科、消化器内視鏡検査、内視鏡検査、内視鏡手術を担当。港北ハートクリニック内視鏡センター内視鏡センター長として勤務後、2017年みらい胃大腸内視鏡クリニック開院。
2020年医療法人社団正令会理事長に就任。