院長ブログ
BLOGピロリ菌感染していた方は子供のピロリ菌の心配をしてあげてください。
2017年06月15日ピロリ菌についてピロリ菌検査ピロリ菌除菌治療
50歳以上で約6割の方が感染しているピロリ菌ですが、現在、ピロリ菌除菌治療も健康保険で認められており、国もようやくピロリ菌撲滅に動き出しています。
上水道も発達した現在の日本なら、将来ピロリ菌も撲滅されるのではないかと思います。
上水道も発達した現在の日本なら、将来ピロリ菌も撲滅されるのではないかと思います。
問題は親から子へ感染するケースです。
昔の日本は井戸水を使っていたため、これがピロリ菌感染の主な原因と考えられています。
ところが現在の日本ではインフラが整備されており、水道水からピロリ菌に感染する事はあり得ません。
でも、実際には若い世代の人でもピロリ菌に感染している人がいるのは親から子へ感染していると考えられます。
ところが現在の日本ではインフラが整備されており、水道水からピロリ菌に感染する事はあり得ません。
でも、実際には若い世代の人でもピロリ菌に感染している人がいるのは親から子へ感染していると考えられます。
ピロリ菌に感染する時期は幼少時期のみです。
ピロリ菌に感染する時期は胃の発達が未熟な5歳までといわれており、それ以降は子供の胃酸分泌も大人並みにしっかりするため、感染はごくまれとされています。
つまり5歳までにピロリ菌に接触しなければ大丈夫なのですが、感染ルートとして一番心配なのはご両親です。親が離乳期の子供に自分が使ったスプーンや食器で食事を与えると感染する可能性が高くなります。
この為、ピロリ菌感染が分かった方はお子さんのピロリ菌もチェックする必要性があります。もしご両親がピロリ菌感染している場合、子供が成人するまでにピロリ菌感染をチェックする必要があります。
ピロリ菌チェック自体は現在は自費になりますが、採血で行う事が出来ますし、一部の自治体では15歳になると全員のピロリ菌検査を公費で行ってくれる場合もあります。
つまり5歳までにピロリ菌に接触しなければ大丈夫なのですが、感染ルートとして一番心配なのはご両親です。親が離乳期の子供に自分が使ったスプーンや食器で食事を与えると感染する可能性が高くなります。
この為、ピロリ菌感染が分かった方はお子さんのピロリ菌もチェックする必要性があります。もしご両親がピロリ菌感染している場合、子供が成人するまでにピロリ菌感染をチェックする必要があります。
ピロリ菌チェック自体は現在は自費になりますが、採血で行う事が出来ますし、一部の自治体では15歳になると全員のピロリ菌検査を公費で行ってくれる場合もあります。
この様な取り組みを行う事により、今の子供の次の世代ではピロリ菌をほぼ撲滅できるため、私たちの世代で頑張る必要があります。
ピロリ菌が撲滅された日本では胃がんは非常にまれな病気となると考えられています。
将来、孫の代の人たちが大人になった時に『昔の日本人は胃がんが多かったらしいよ?』と語れるようになるには、今の2世代で頑張る必要がありす。
私もそのために微力ながら努力していくつもりでいます。
この記事を書いた人
福島 正嗣理事長
福島 正嗣理事長
聖マリアンナ医科大学卒業。東京女子医大消化器病センター、東京都保険医療公社多摩南部地域病院など多くの病院・内視鏡専門クリニックで消化管外科、消化器内視鏡検査、内視鏡検査、内視鏡手術を担当。港北ハートクリニック内視鏡センター内視鏡センター長として勤務後、2017年みらい胃大腸内視鏡クリニック開院。
2020年医療法人社団正令会理事長に就任。